2015-06-02

[続] シングルボードPC VPNパフォーマンス対決 - Raspberry Pi 2 参戦

By Taro Yamazaki  |  13:21 No comments

以前、Raspberry Pi B+、pcDuino 3、PCEngines APUでのパフォーマンス対決を行いましたが、せっかくなので Raspberry Pi 2 Model B でも検証してみました。CPUのパフォーマンスは最大6倍、メモリも2倍という触れ込みですので期待も膨らみますが、OpenVPNのパフォーマンスにはどれぐらいの影響があるでしょうか?

Raspberry Pi 2 Model B

Raspberry Piの最新機種で、2015年2月から発売開始になりました。以前のバージョンと大きく異なる点は、
  • CPUが900MHz quad-core ARM Cortex-A7 CPUに
  • メモリが1GBに
という2点です。こちらの記事によればCPUのパフォーマンスは最大で6倍になるとのことで、ちょっと期待してしまいます。

テスト環境のOSとしては前回同様、標準のRaspbianを使用しています。OpenVPNも前回同様にAPTを使ってインストールします。

Raspberry Pi 2 Model Bは¥5,000程度で購入できます。以前の機種に比べると若干価格は上昇していますが、まだまだ魅力的な価格帯です。



ネットワークスループット

まずはEthernetで直接接続した場合のスループットをiperfを使って測定してみましょう。

Raspberry Pi側でiperfをサーバーとして起動し、ギガビット対応のスイッチングハブだけを介したクライアントPC(Windows 7)がiperfクライアントとして接続するという前回と同様の構成です。

今回の結果は、だいたい90~91Mbps程度で落ち着きました。前回のRaspberry Piよりもちょっと下がっているのが謎ですが、前回とまったく同一の検証環境にはできなかったため、若干の違いが出ることはあり得るかもしれません。概ね妥当な数値だと思います。

OpenVPNスループット

さて、いよいよOpenVPNを使用した場合のスループットを計測してみましょう。

こちらも前回同様、Raspberry PiでOpenVPNサーバーを起動し、クライアントPCからOpenVPNを使って接続した上で、VPNアドレスに対してiperfを実行します。条件も前回同様です。

さて、結果はいかに?!

Raspberry Pi 2
No.1 30.3
No.2 31.5
No.3 34.4
No.4 38.3
No.5 29.3
No.6 30.6
平均 32.4


お、なんか早くなっているのでは?
確認のために前回の結果とまとめると、こんな感じになります。

Raspberry PIRaspberry PI 2pcDuinoAPU
No.1 12.830.337.963.8
No.2 12.831.544.857.4
No.3 12.934.440.163.0
No.4 13.038.342.753.3
No.5 13.029.343.856.7
No.6 12.930.647.758.5
平均 12.932.442.858.8


総合まとめ

4機種での最終的なOpenVPNのスループットは、Raspberry Pi < Raspberry Pi 2 < pcDuino < APUという結果になりました。

Raspberry Pi 2は、さずがにpcDuinoを追い越すとまではいきませんでしたが、Raspberry Piの2倍~3倍ほどのスループットをたたき出しています。CPUが変わったことはVPNのパフォーマンス面でもいい効果が出ているようです。旧機種から価格もそれほど大きくは上昇していないことを考慮すると、なかなかのアップデートではないでしょうか。

なお、今回も基本的な設定のままでテストしていますので、まだチューンナップの余地はあります。また、Raspberry Piにはオーバークロックの機能もあるので(連続稼働環境ではさすがに怖いですが)、もう少し上も狙えるかもしれません。

Author: Taro Yamazaki

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